最近パートナーの元に引っ越しまして、
日本人の街、デュッセルドルフに住んでいます^^
そしてそして最近、出願した大学から入学通知ラッシュです!うれしい~
俄然一人暮らしする予定だったので、場所を選ばす行きたい学科のある大学を7校ほど受けたのですが、10月からデュッセルドルフから通える大学に入学できそうです。
◆出願のこと
ドイツでは(芸大などは別として)基本的に大学の入学試験がなく、書類での審査になります。
※学校・学部によってはAuswahlgespräch (面接)や実技があります。
考慮されるのはドイツ人はAbitur(いわゆる高校)の成績、外国人の場合は高校・短大・大学等の成績、語学力、Motivation(志望動機)の3点です。
これも学校によって全然違うのでよく募集要項を読まないと失敗します。(ソースは私)
これから受けるけど、ちんぷんかんぷんという人は以下の要領で確認していくとよいと思います。
①入学定員制限(NC=Numerus Clausus)の種類と有無
NCには2種類あるそう。
(a)Zentraler Zulassungsbeschränkung(中央入学定員制限)
こちらはどこの地域の大学でも、応募者が定員数を上回る以下の学科に設定されるそう。
- Medizin
- Zahnmedizin
- Psychologie
- Tiermedizin
- Biologie
- Pharmazie
。。。お医者さん系ですかね。(浅い)
日本もどこの大学でも医学部や薬学部は応募者殺到しますよね。
ドイツのAbiturの資格を持っている上記の学部志願者はZVS(出願者分配センター)に出願し、センターが成績を考慮して各大学に学生を分配していく、という仕組みみたいです。
Abiturの資格を持たない外国人の私たちは、別のプロセスで外国人枠(全体の10%ほど)を競うことになります。
(b)Örtliche Zulassungsbeschränkung(地域入学定員制限)
地域もしくは大学個別で入学を制限している場合がこちら。
こちらも例えば90%ドイツ人、外国人10%のように枠が分けられています。
まずこの制限の有無を確認します。
東京の大学に人気が集中するように、ドイツでもメジャーな都市の大学には応募者が大勢いるので、制限の設定されている学部は必然的に多くなります。
この制限のない学科はNC-frei、やZulassungsfreiと書かれています。
Zulassungsfreiの学科は条件さえクリアしていれば人数制限なく入れます。
例として、ハレ大学の募集学科一覧をば。
Zulassungsfreiが多いですね。Einschreibungとは学籍登録のこと。
あと2-Fachと記されている学科はそれに加えてもう1つ別の専攻、つまり2つの専攻を選ぶ必要があります。
ダブルメジャーかメジャーマイナーかはLP(単位数)で判断できるでしょう。
ちなみにこの2-Fachは両方の学科から合格をもらわないと合格ではないのでご注意を。
ひとつがZulassungsfreiでも、もう一方が制限を設けていたら、合格できない可能性もあります。
②条件を確認
まずは学歴が足りているか。
日本で4年制大学を出ている人は、ドイツの大学ですべての学科に入学資格があります。
4年制大学に1年以上通ったけど学士号がない人は同専攻なら入学できるみたい。
短大卒の方はStudienkollegという大学準備過程(2年ほど)にまず申し込み、それから大学入学に至るようです。
高校卒業後すぐ行く場合は、センター試験で62%以上の成績を収めると関連する学科に入学できるそう。しかも高校の1~3年で毎年数学・理科・国語・外国語を履修していないといけないそうなので、ちょっと大変ですね...。
大学院からの入学は関連する学科の学士号を持っているかが基本的な条件のよう。
私はけっこう知り合いから「教授と仲良くなれば関係ない学部出身でもマスター入れてくれるよ~」って言われてたんですけど、実際出願してみると、外国人は多くの大学の出願にuni-assistを通すので教授に取り入るっていうのは成功しやすい戦法ではないなぁと思いました。(芸術大は別ですよ)
不安な場合は大学に相談したほうがよいです。
学歴は結構わかりやすいんですが、成績はドイツと日本で、更には大学ごとに出し方が違うので不透明なところ。
日本では1~4の数字が大きいほど成績が良いですが、ドイツは逆に小さいほうが良いです。
なのでひっくり返せば大体の数値はわかるのですが、多少前後します。
uni-assistを通す出願の場合は、uni-assistでドイツの成績に直して各大学に提出してくれます。
そして語学の資格です。
ドイツ語で教授される場合はもちろんドイツ語(詳しくはここ)、英語の学科だったら英語の証明が必須です。
設定されているレベルに届いてなくても出願できるところもあれば、願書出す時点でそのレベルないとダメっていう学校もあるので要確認。
学科によっては、ドイツ語に加えて外国語2カ国語の証明とかいる場合もあります。
その場合は日本語(母国語)、英語(IELTS、TOEFLなど)で良いと思います。
更にPraktikum(インターン)の経験や、実務経験などが問われる場合もあるので、
要項はよく読んで、不明点は大学に確認するほうがよいでしょう。
③大学にアポとってみる
芸術大学の場合、事前にその大学の教授に師事するのが普通ですが、一般大は微妙なところ。
全面的に成績審査の場合にはあまり効果はないと思いますが、志望動機書を書かされる、面接がある、実技がある場合には希望する大学の教授に一度、「そなたの学科のカリキュラムについてお伺いしたいので時間ください」って連絡してみるのがいいかも。
学科のホームページにはだいたいどの教授が入学相談担当とか書いてあるので、特に本命がいない場合はその人にアポをとるのが無難です。
教授によっては特定の時間を用意してくれなくて、「火曜の午後がSprechstunde(研究室開放時間みたいな)だからその時来て~」って言ってくるレイジーな忙しい人もいます。
質問は無理やり捻り出してください。(絶対事前に箇条書きにしてしっかり準備してきた感を出す)
ただし要項をちゃんと読んで書いてあること質問しないように気をつけてください。
大事なのは顔と名前を一致させることと、カタコトでも熱意がある雰囲気出すこと、そしてそこそこの好印象を残すことです。
あとドイツ人は自己主張大事にするので、「自分は今までこんな勉強してきて、こういう職業つきたくて、こういうことやりたくて、ここってそれが出来る場所ですよね?!」ってドヤァするのも重要です。
わざわざ顔見せに来た人と、書類だけよこしてきた人、同じ程度の人間なら実際に会ったことがあって、すでに僅かでも好印象がある人を選びますよね。もし絶対に行きたい学校なら、事前に誰かに会っておいた方が合格する確率は上がります。
ちなみに私は3校やったんですけど、1校は効き目あり合格、もう1校は会ってくれた教授が「次の学期サバティカルだから僕自身は今回面接しないんだよね~」というオチでした。口利きしてくれたのか、受かったけども。
3校目は「単位足りないから無理ね」って開始2分でばっさり切り捨てられました。
ドイツ人の友達についてきてもらうっていうのも出来ますが、子供じゃないんだから、勇気を出して一人で行きましょう。
ちなみに応募学期も冬学期の方が募集枠が多いことが多いので、合格の確率も高くなります。
冬学期しか募集してないところも多いです。
いかがでしょうか?
ここまで来れば後は出願するのみ!
参考にしていただければ幸いです。
まずこの制限の有無を確認します。
東京の大学に人気が集中するように、ドイツでもメジャーな都市の大学には応募者が大勢いるので、制限の設定されている学部は必然的に多くなります。
この制限のない学科はNC-frei、やZulassungsfreiと書かれています。
Zulassungsfreiの学科は条件さえクリアしていれば人数制限なく入れます。
例として、ハレ大学の募集学科一覧をば。
Zulassungsfreiが多いですね。Einschreibungとは学籍登録のこと。
あと2-Fachと記されている学科はそれに加えてもう1つ別の専攻、つまり2つの専攻を選ぶ必要があります。
ダブルメジャーかメジャーマイナーかはLP(単位数)で判断できるでしょう。
ちなみにこの2-Fachは両方の学科から合格をもらわないと合格ではないのでご注意を。
ひとつがZulassungsfreiでも、もう一方が制限を設けていたら、合格できない可能性もあります。
②条件を確認
まずは学歴が足りているか。
日本で4年制大学を出ている人は、ドイツの大学ですべての学科に入学資格があります。
4年制大学に1年以上通ったけど学士号がない人は同専攻なら入学できるみたい。
短大卒の方はStudienkollegという大学準備過程(2年ほど)にまず申し込み、それから大学入学に至るようです。
高校卒業後すぐ行く場合は、センター試験で62%以上の成績を収めると関連する学科に入学できるそう。しかも高校の1~3年で毎年数学・理科・国語・外国語を履修していないといけないそうなので、ちょっと大変ですね...。
大学院からの入学は関連する学科の学士号を持っているかが基本的な条件のよう。
私はけっこう知り合いから「教授と仲良くなれば関係ない学部出身でもマスター入れてくれるよ~」って言われてたんですけど、実際出願してみると、外国人は多くの大学の出願にuni-assistを通すので教授に取り入るっていうのは成功しやすい戦法ではないなぁと思いました。(芸術大は別ですよ)
不安な場合は大学に相談したほうがよいです。
学歴は結構わかりやすいんですが、成績はドイツと日本で、更には大学ごとに出し方が違うので不透明なところ。
日本では1~4の数字が大きいほど成績が良いですが、ドイツは逆に小さいほうが良いです。
なのでひっくり返せば大体の数値はわかるのですが、多少前後します。
uni-assistを通す出願の場合は、uni-assistでドイツの成績に直して各大学に提出してくれます。
そして語学の資格です。
ドイツ語で教授される場合はもちろんドイツ語(詳しくはここ)、英語の学科だったら英語の証明が必須です。
設定されているレベルに届いてなくても出願できるところもあれば、願書出す時点でそのレベルないとダメっていう学校もあるので要確認。
学科によっては、ドイツ語に加えて外国語2カ国語の証明とかいる場合もあります。
その場合は日本語(母国語)、英語(IELTS、TOEFLなど)で良いと思います。
更にPraktikum(インターン)の経験や、実務経験などが問われる場合もあるので、
要項はよく読んで、不明点は大学に確認するほうがよいでしょう。
③大学にアポとってみる
芸術大学の場合、事前にその大学の教授に師事するのが普通ですが、一般大は微妙なところ。
全面的に成績審査の場合にはあまり効果はないと思いますが、志望動機書を書かされる、面接がある、実技がある場合には希望する大学の教授に一度、「そなたの学科のカリキュラムについてお伺いしたいので時間ください」って連絡してみるのがいいかも。
学科のホームページにはだいたいどの教授が入学相談担当とか書いてあるので、特に本命がいない場合はその人にアポをとるのが無難です。
教授によっては特定の時間を用意してくれなくて、「火曜の午後がSprechstunde(研究室開放時間みたいな)だからその時来て~」って言ってくる
質問は無理やり捻り出してください。(絶対事前に箇条書きにしてしっかり準備してきた感を出す)
ただし要項をちゃんと読んで書いてあること質問しないように気をつけてください。
大事なのは顔と名前を一致させることと、カタコトでも熱意がある雰囲気出すこと、そしてそこそこの好印象を残すことです。
あとドイツ人は自己主張大事にするので、「自分は今までこんな勉強してきて、こういう職業つきたくて、こういうことやりたくて、ここってそれが出来る場所ですよね?!」ってドヤァするのも重要です。
わざわざ顔見せに来た人と、書類だけよこしてきた人、同じ程度の人間なら実際に会ったことがあって、すでに僅かでも好印象がある人を選びますよね。もし絶対に行きたい学校なら、事前に誰かに会っておいた方が合格する確率は上がります。
ちなみに私は3校やったんですけど、1校は効き目あり合格、もう1校は会ってくれた教授が「次の学期サバティカルだから僕自身は今回面接しないんだよね~」というオチでした。口利きしてくれたのか、受かったけども。
3校目は「単位足りないから無理ね」って開始2分でばっさり切り捨てられました。
ドイツ人の友達についてきてもらうっていうのも出来ますが、子供じゃないんだから、勇気を出して一人で行きましょう。
ちなみに応募学期も冬学期の方が募集枠が多いことが多いので、合格の確率も高くなります。
冬学期しか募集してないところも多いです。
いかがでしょうか?
ここまで来れば後は出願するのみ!
参考にしていただければ幸いです。

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