2016年2月10日水曜日

ドイツ語資格

ZD C1受かった~やったー!
2日目の得意のスピーキングをやってしまった感があったので不安だったんですが、まぁまぁの成績だったのでうれしいです。

というのも、私のパートナーがドイツ人だったもので。

苗字的にアメリカ人かなって思ったんだよね、エリザベス(偽名)。
スピーキングの集合時間少し前に着いたら、女の子は彼女しかいなかったのですぐわかったんだけど。
まぁ最初、仲良くアイスブレイクしといたほうがいいじゃん。
私「どこから来たの?」
エ「ドイツだけど
私「は?」
エ「ドイツ人だけど、ノルウェーの高校行ってたの。」
私「ネイティブじゃん!なんでC2受けないの?」
エ「落ちるかもって思って、アンパイで。

帰りたい。アンパイってお嬢さん...。

動揺を隠そうと必死に笑顔を作る私。試験も押していて待つこと約45分。
その間物理の専門書とか読んでる理系女子エリザベス。物理アレルギーの私。

スピーキングの課題はこちら(うろ覚え)↓
Teil 1:それぞれスピーチ
(a)近年、家庭でのコミュニケーション不足が顕著になってきました。これについて2-3分でまとめなさい。
(b)移住・移民問題について2-3分でまとめなさい

Teil 2:ディスカッション
あなたは市庁舎の都市計画部で働いています。
市街地の交通渋滞の解決策(以下参照)について同僚と話し合い、結論を出してください。
・住民のみ車で市街地の進入を可能にする。
・ツーリストは公共機関の利用を無料にする。
・監視カメラを設置して違法なパーキングの取り締まりを強化する。
・とかなんちゃらうんちゃら


入ったらまず自己紹介するんですけど、エリザベスは普通に「私ドイツ人です~」って言うよね。
試験官のおばさんたちも「あらそうなの、あはははは」ってなるよね。
ドイツ人に対して別にゆっくり話す必要もないので、早口になる試験官。

この時点でネイティブ3:外国人1であることをお分かりいただけますでしょうか。

Teil 1は私は(b)だったので先にエリザベスがすらすら~っと話す。早っ
まぁ私はこのテーマでよかったというか、最近トルコ人にイラつくことが多かったのでその不満を飾ることなく吐露して終了。

Teil 2はまず問題が悪いっていうか、どこの都市をイメージするかによってちょっと見方変わってきちゃうからね。私はベルリン、エリザベスはオスロをイメージしたのか少しギャップがあった気がしました。そのせいかまとまらず、議論は踊る...。
その日最後のペアだったから、最終的には早く帰りたい試験官から「はい、じゃあJuju結論出して。意見混ぜとく?」みたいな投げやりな助け舟が出されました。
ここでもドイツ人3:日本人1なこともお分かりいただけますでしょうか。

焦ってきれいに纏められなかったりでどうかなって思ったんですが、なんとかスピーキングもクリアできてました。よかった~
でも次やるなら、外国人がいいな...。


<ドイツ語の試験のおはなし>

ドイツ語の能力は一般的にA1~C2(Goethe Institutの基準)に分けられています。

A1:初級
A2:短い文とか分かるし、書ける。
B1:日常の簡単なテーマについて自己主張できる。
B2:長い文章読めて、ディスカッションできる。
C1:長文平気、ニュースとか分かるくらい。
C2:なんでも来い!

超大雑把ですけどこんな感じかと。
そしてC1以上が大学で求められる最低レベルです。(芸大・音大はB2でもいけるとこ多いです)

この検定、いろいろ種類があるんですが、だいたいの大学はTest DaFかDSHを求めてきます。
DaFは英語で言うTOEFL、DSHはTOEFLのITPみたいに、その大学のみで有効なもののようです。
詳しいことは独協大学のHPを参考にしていただければお間違えないかと。いつもお世話になってます。(http://www2.dokkyo.ac.jp/~doky0004/studium/ryu-dsh.htm)
どちらもリーディング/リスニング/ライティング/スピーキングを3段階で評価。
たぶんDaFが一番応用利くのかなぁ~

文系学門なら、
・Test DaF TDN4(3段階の真ん中)
・DSH-2(同じく3段階の真ん中) 
・Goethe-Zertifikat C2
を応募条件にしてる学校を一番よく目にします。

わたしが疑問に感じてるのは、Goethe Institutのサイト(http://www.goethe.de/ins/jp/ja/tok/lrn/prf/tdf.html)には

テスト・ダフ(TestDaF)は熟練した語学使用者向けの語学試験です。この試験は、GERにもとづく共通評価レベルでB2レベルからC1レベルまでをカバーしており、ドイツ国内のすべての高等教育機関で、入学に必要な語学能力証明として認められています。受験に際して専門知識は必要ありません。

て書いてあるのに、C1を入学資格として認められない学校が多いこと。C1までをカバーしとるいうとるやんけ。過去問解いた感じだと、DaFとかよりC2のほうがはるかに難しいです。


DaFは年に6回くらいしかチャンスがないです。
特に受験するインスティチュートによっては準備コースを取らないと試験の座席を確保してくれないなどあるので、事前に問い合わせるとなおよし。

私は通ってる語学学校ですでに準備クラスとったのに、そこでは準備クラスを提供しているだけで試験の予約はできず、オンラインでほかの語学学校の残席のあるところがひとつも表示されなかった(できるのは一番近くてブレーメン)ので、何校か問い合わせたところ、「うちのインスティチュートでコース取れば試験の席用意するよ」って回答でした。
まぁこれに素直に応じればよかったのですが、同じような準備授業を繰り返すだけなのに試験込みで600ユーロ以上って金額に怒り、だったら代わりにZDのC1受けるわ!畜生が!ってなり、今回のC1の受験に至ったわけです。
ちゃんと事前に試験の申し込みまでできるのか聞いておかなかった自分が悪いんですけどね。

申し込みは試験日の1ヵ月半くらい前からなので、その前にメールとかで確認しておくことをおすすめします。

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